『ふるさとって呼んでもいいですか: 6歳で「移民」になった私の物語』の感想

読書

大学で同じゼミ生だった子の奥さんが本を出版されたとのことで、読んでみた。

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ブラウン管越しに見る、「外国人」としてまとめられたドキュメンタリーでしか見たことがなくて、一人称で幼い頃から現在までのエピソードを刻銘に優しい言葉で語られたものを見たことがなくて、新鮮だった。

イスラム文化圏の人たちは宗教上の理由で、豚肉が食べられない、女性は肌を露出せず外で夫子ども以外の男性と一緒にいることはない、など、知識として知っていたことはもちろん、小さいことかもしれないけど文化の違いから生じる葛藤がたくさん書かれていて、身近に感じられた。

移民受入問題の現状を、ガイアの夜明けで知り得るレベルでしか知らず、強制送還される人が年間●人などのデータを聞いて知った気になっていたけど、それは、自分の意思と関係なく親に連れられて来日し、満足な教育を受けないまま日本で育ち、母国に強制送還されるも、母国の文化、生活習慣に馴染めず苦労している子どもたちが大勢いる、ということまで想像できていなかった。

電車の隣に座っているのは、「外国人」ではなく文字通り「隣人」なんだ、もしかするとナディさんのように母国と日本の間で苦労、葛藤している人たちなんだ、と見方が変わった。

子どもが大きくなったら読んでほしい。

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