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「翳りゆく夏」渡部篤郎主演ドラマの感想

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小説が原作のサスペンス連ドラ「翳りゆく夏」を週末一気に見た。全5話。

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物語のあらすじをざっくり説明すると、ある大手新聞社に20年前に起きた乳児誘拐・身代金事件の犯人の娘が内定したとメディアに漏れたことをきっかけに、その新聞社の元敏腕記者が事件を再調査するサスペンスもの。

事件を再調査する渡部篤郎の渋い演技を筆頭に、脇を固めるベテラン俳優勢もさることながら、犯人の娘で内定者役の門脇麦の知性ある役柄や、菅田将暉などもよかった。

ストーリーも、裏の裏がある内容で、見ていて飽きない。すでに起きた事件を再調査しているのでリアルタイムでなにかハプニングが起きたりするわけではないので、ホラーもののようなハラハラドキドキはないんだけど、役どころ1つ1つの設定がよく作り込まれていて、過去の見解と違う何かがわかったときなどは、銃口を突きつけられているかのような驚きと緊張感があった。

小説が原作という安定感と、WOWOWドラマらしい安定感あるしっかりとしたドラマだった。


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これ新聞社だったから大丈夫かもだけど、空飛ぶタイヤのように、スポンサーとなりうる大企業を批判したり、批判までとはいかないもののネガティブな印象を与えるような設定だと民放で放送できないだろうけど、WOWOWだから制作・放送できたんだろうな。

あと、メディアや警察を舞台にしたドラマって、組織内の抗争とか足の引っ張り合いとか、何かしらの悪が描かれることが多いけど、そういうのが一切なく、登場人物がいい人たちすぎてなんだかフィクションだから出来すぎてるとも思いつつも、人は皆こうであってほしい…と思わせ人物設定だった。

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小林有美子
小学1年生男児(夫婦の両親遠方)のワーママが、東京での生活をラクでハッピーにしていく過程を綴ったブログです。共働き夫婦の家事・育児(料理、ホットクック、ヘルシオ、ホームベーカリー)、東京23区東エリア周辺の子どものお出かけスポットなど。ドラマ・映画・読書の感想も。