上野動物園に来るまで、子どものための動物園があることを知らなかった。
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/childrenszoostep/index.html
場所は、パンダ、ゾウ、ホッキョクグマがいる西園と、キリン、カンガルー、フラミンゴがいる東園の間、東園寄りの一角にある。
特徴は、至近距離で動物が見れるところ。
アルパカやバクなど温厚な動物、古くから日本で家畜としてともに暮らしてきた比較的馴染みのある牛などの動物がメインで、どれも柵が低く、1歳半、80cmの息子の目線でも、動物を見ることができる。
普通の動物園だと、抱っこしないと見ることができず、かなりつらいのが軽減されて親にも優しい。
アルパカとバクは、地べたにうずくまって寝ていたのでちょうど目線があって、見入っていた。
お昼前に行ったけど、西園や東園よりも空いていて、人を気にせず歩かせることができて、穴場。
さらに奥にある施設では、亀など家庭用の昆虫ボックスに入った虫、カメラのレンズくらいの大きさのプラスチックに入った昆虫の剥製、触れるハチノスが置いてあり、屋内でも楽しめるこじんまりとしたスペースがあった。
雨が降ってきたので、ちょうど良かった。
めずらしい動物よりも普段目にするアリや葉っぱにしか興味を示さない息子も、昆虫の剥製はアリサイズだったからか、興味津々。
動物辞典のような本もあり、本好きな息子は何冊も引っ張り出して楽しんでいました。
※こじんまりとしたスペースなので、赤ちゃんが乗っていない場合、ベビーカーは室外(屋根付き)に置いておく必要がある。
この建物の2階に「はじめてルーム」というスペースがあり、0歳から3歳までの子どもが遊べるプレイルームがあって、そこがけっこうよかった。
利用時間は45分。無料だけど、定員があるため子ども園の入り口で予約が必要。12時開始の会を1時間前に予約したところ残り1組だった。天気のいい日やお昼過ぎはもっとまえからでないと予約が取れないかも。
「はじめてルーム」は、書棚のような棚に、インコや金魚、ハムスターなどペットで飼える小さな動物がいて、その隣にその動物にちなんだ絵本が置いていて、自由が丘にあるToday’s special や、丸の内KITTEにある本屋さんのように、雑貨やさんの雑貨のとなりに本が置いてあるような感じ。
たとえば、ネズミの横にはぐりとぐら、金魚の横にはスイミーの絵本が面陳で置いてあって、その横の棚にその他ネズミや金魚が出てくる絵本が揃っている、といった感じ。
中央に木でできた卵のボールプールがあって、これもただのボールプールではなく、ニワトリの卵、ダチョウかな?の卵の実寸なので、何の動物の卵なのかを学ぶことができる。
息子が一番興味を示したのは、動物、本、ボールプールでなく、野菜のおもちゃ。この部屋の奥の一角に、動物園の飼育員さんになって、動物にエサをあげてみるコーナーがあり、子どもサイズの飼育員さんのジャケットがハンガーにかけられていて、その下にみかん、りんご、にんじん、魚など6種類くらいの木でつくられたおもちゃがあり、それを壁に描かれた動物園とその横に記載されているエサを、バケツの中に入れて用意するレクリエーション。
字の読めない息子は何も理解できていないので、大好きなオレンジ色のおもちゃ、みかんを出しては解体(3つに分解できるようになっていて、磁石でくっついている)し、ときどき投げるなどしてずーっと遊んでいた。
せっかくだから、動物やボールプールでも遊んで欲しいと連れ出すも、すぐに飽きて、結局はみかんで遊んでいた泣
1歳半の息子より大きい子も小さい子もいて、大きい子は動物や絵本を見て、小さい子はボールプールや野菜でそれぞれどの年齢の子も楽しんでいた。
真剣に遊ぶ息子をよそに、ヒーリング音楽のようなBGMが流れていて、わたしたち夫婦はとても眠かった。。笑
この施設では、小動物が触れる子ども向けのイベントなども実施している。1歳半だと小さすぎて参加できない。
上野動物園内で、雨の日でも子どもと遊べるスペースは、西園の爬虫類・小動物館、キリンなど屋内にいる動物を見れる細道くらいしかないと思ってたけど、またひとつ遊べる場所を見つけてうれしかった。
何回も上野動物園に行くと、歴史などが知りたくなる…。