育児中は、赤ちゃんに触れる機会が多く、哺乳瓶を洗ったり、ととにかく水に触れる機会が多くなり、私の場合、もともと乾燥肌で毎年多かれ少なかれ手が必ず荒れていたので、今年はとんでもないことに。
それでも、当然水を避けて通れないし、ハンドクリームを塗ってもまったく治る気配がない。病院での治療=ステロイドというイメージがあって、仮に赤ちゃんについてしまったら…と思い、病院には行かず痒いのを我慢して家事育児をしていたのですが、範囲がどんどん広がり、寝てるときに無意識に掻きむしってしまうように。
こんなボロボロな手で赤ちゃんに触る方がよくないのでは?と思うにいたり、もしかするとステロイドのような強い薬を使わなくても治る方法があるかもしれない…と、とりあえず皮膚科を受診することにしました。
結局ステロイドを処方されたのですが、皮膚科の先生がとても丁寧に、原因から対策まで教えてくれて、不安が解消されました。なかには、目からウロコなこともいくつかあって、思いのほか勉強になりました。
自身の忘備録も兼ねて、以下に聞いたことをまとめてみました。
原因:ゴム手袋は悪化の原因に
①体内の要因:アトピー性鼻炎など
私もアトピー性鼻炎なのですが、まさか鼻の疾患が、手荒れにつながるとは…!
②体外の要因:石鹸や乾燥などの刺激性、ゴムなどのアレルギー性
石鹸や界面活性剤などの刺激性のあるものが手荒れの原因なのはなんとなくわかっていたのですが、
ゴムもアレルギー物質となりうるなんて…!
対策①:クリーム+ステロイドを塗って包帯+手袋がベスト
病院でもらった保湿性の高いクリーム(私はオイラックスを処方されました)を手全体に塗ること。
このクリームは、一日に何回でも塗ってもいいらしく、その手で赤ちゃんに触っても問題ないとのこと。家で使っているハンドクリーム感覚で使えます。
オイラックス。開封日を書く癖があります笑
そして、次にステロイドを。私もそうですが、ステロイドと聞くと「刺激があって逆に肌荒れそう」と避けている方が多いのではないでしょうか。
とくに私の場合、赤ちゃんが生後2ヶ月で頻繁に授乳があり、塗った状態でおっぱいや赤ちゃんに触れ、口の中に入ってしまうのではないかと思うと使いたいくない…!と相談してみると、強い薬を使わないとなかなか治らないため、使用したほうがよいとのこと。
そして、強い薬ゆえ1日1、2回が限度とそもそもそう頻繁に使えないので、夜中に塗って、包帯巻いて、手袋をすることで直接触れることのないように指導してくださいました。
画像:アンテベートとサトウザルベという、湿疹・かぶれに効くもの、炎症を抑える、皮膚を保護する作用のある薬を1:1の割合で混ぜたものを処方してもらいました。家に風邪で病院にかかったときにもらった似たような薬が2、3個あって紛らわしいので、日付だけじゃなく、使用用途も明記笑
対策②:クリームの塗り方にもコツがある
ハンドクリーム、手のひらにつけて、手のひらと手の甲にさらさらっと塗ってましたが、それだと不十分とのことで、塗り方も教えてもらいました。
1.クリームを、指先&水かきの部分(指と指の間の)につける
2.つけたクリームを指全体にいきわたらせるように塗る
最初にクリームをつけるのがポイントです。これで見落としがちな指と指の間、水かきの部分にも塗ることができます。
毎日やるとめんどくさいのですが、こんなかんじでつけます。
包帯は、巻くとくっつくタイプ。薬局で購入。これをステロイドを塗ったとこのみ。私は小指の第二関節にできているので、そこだけ巻いています。
綿の手袋をするとベストとのこと。絹の手袋を持ってたので、それを最後に装着して完了。寝る前の習慣です。
上の写真はシルクふぁみりぃという奈良に工場を構えるシルクの下着などの衣類を製造・販売する衣類ブランドの手袋。ここのは質がいいのに格安で、この手袋は確か500円以下で購入しました。
Amazonなどだと、1000円ぐらいが相場のようです。
対策③:家事にもコツが。水に触る時間は減らせないけど、頻度は減らせる
私の場合、
(食洗機に入れるときにサッと水で洗ったりして水との接触がゼロではない。)
哺乳瓶は、所持している4本のうち3本使った段階で全部洗う。
これで頻度を減らしました。
対策④:塩化ビニル・プラスチック手袋を使用する
ふつうのゴム手袋でなく、画像のような塩化ビニル・プラスチック手袋だとアレルギーでかぶれることがないため、それを使用することに。
こういうのです。1枚だけ先生がくれました。約2ヶ月、10回ほど使用。薬局とかで売っているはず…!
まとめ
手が荒れたらとりあえず病院にかかるのがおすすめです。
育児中の時間がないときこそ、病院でみてもらって、適切なアドバイスと薬を処方してもらうことがこの先の育児に与える影響を考えると大きいなと。
最後に先生が、「少しでも家事を楽にしてくださいね」と声をかけてくださいました。や、やさしい…!こういうささいな気遣いやコミュニケーションが、産後すぐのこの時期、じんわりと救われるんですよね。